Apple Car の車内の内側から開くエアバッグ

エアバッグは車の標準装備になっています。最近では車両側方からの衝撃に対応したサイドエアバッグ、カーテンシールドエアバッグも普及しつつあります

 

しかし、これらのエアバッグ車両外部の衝撃から乗客を守るためのもので、車内の危険物、例えば座席に置いてあったカバンが飛んできたときは効果が得られません。

 

Appleの特許を使えば、上記課題を解決できそうです。

 

 

 

特許の内容

まず、明細書の中で、激しい衝撃が加わった際の2つの課題が挙げられています。

・後部座席の乗客が頭を自分の膝にぶつけてしまう。

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・座席に置いてあった荷物が飛んできて乗客に当たってしまう。

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そこで、この特許の発明では、車内の中央からエアバッグが膨らませます。

中央部のエアバッグと、その外側のエアバッグに分かれており、中央エアバッグと外側エアバッグは車体の表面に沿って並んでいます。

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エアバッグが開いた際、中央のエアバッグの圧力は、外側のエアバッグより圧力が2倍以上になります。(Claim 3 より)

中央のエアバッグにコーティングして摩擦係数を高くします。(Claim 4 より)

 

製品の予想

  • Appleが車を発売。
  • シートを回転でき、対面シートのまま走行できる。
  • エアバッグが対面シートの中央に設置されている。

 

 

書誌事項

出願日:2018-03-26

登録日:2020-05-26

発明者:Alexander M. ZoellnerJorge C. FialhoNathaniel J. DennisRikard Fredriksson

 

特許公報

patents.google.com