マクセルがAppleを訴えた特許を読んでみる (Apple TV 視聴中にFaceTimeで着信したら)

マクセル、Appleを12件の特許侵害でさらに訴える〜訴訟対象は合計27件にという記事がありました。

この12件中の　他の機器とデジタル情報を送受信する通信装置（特許番号10911719）を読んでみました。

特許の内容
マクセルが侵害を主張するApple製品
書誌事項

特許の内容

クレーム１の和訳は以下の通り。

コンテンツサーバから第１のデジタル情報、別の通信装置から第２のデジタル情報を受信するインターフェースと、
第１のデジタル情報と第２のデジタル情報を複合するデコーダと、
第３のデジタル情報を含むビデオ情報を生成するカメラと、
複合された第１のデジタル情報と第２のデジタル情報を表示するディスプレイと、
コントローラと、
を含む通信装置で、
第１のデジタル情報をディスプレイに表示している間にテレビ電話の呼び出し通知を受信すると、第１のデジタル情報の表示を一時停止し、カメラを動作可能にし、
第３のデジタル情報を別の通信装置に出力し、テレビ電話通話の第２のデジタル情報をディスプレイに表示し、
テレビ電話の通話を停止するための入力を受信すると、第３のデジタル情報の出力を停止し、カメラを停止します。

これを、かみ砕いて書くと、

スマートフォンで映画やテレビ番組を見ているときに、ビデオ電話がかかってきたら、映画の表示を一時停止して、カメラを起動させます。
自分のスマホに通話相手からの映像を表示させ、自分のスマホで撮影している映像を通話相手のスマホに表示させます。
ビデオ電話を切ると、相手のスマホへの動画送信を停止するとともに、カメラの撮影を停止します。