バイオセンサー付きヘッドマウントディスプレイ(US2021/0149203)

Appleからヘッドマウントディスプレイ(HMD)の特許が出願されていました。

光学系を自動調節してくれ、かつ軽量で小型になっています。

また、バイオセンサーが付いているのも特徴の1つです。

 

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出所:グラフィックデザイナーのAntonio DeRosa氏(ADRStudio Design)

 

 

 

特許の内容

特許の内容

ポイントは光学系の調整構造です。

 

フレームに、プロジェクタとその映像を投影する導波路があります。

ただし、導波路への投影位置にずれが生じると、ユーザーは適切な表示を見ることができません。

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そこで、位置合わせを行います。

位置合わせ方法の1つとして、アクチュエーターでプロジェクターの角度を調整する構成が記載されています。

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XYZ方向も同様にアクチュエータで調整することができます。

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バイオセンサー搭載

実施例を読むと、健康状態や活動指標などの生体認証ができると記載されています。

身に着けるものなので、Apple Watchのように、ユーザーの活動をモニターできるみたいですね。

 

個人情報の収集について

バイオセンサーまでなら理解できるのですが、[0094]以降に唐突に個人情報に関する記述が出てきます。

 

この発明では、位置データ、電話番号、生年月日、電子メールアドレス、ツイッターID、自宅の住所、ユーザーの健康またはフィットネスに関連する記録、例えば、バイタルサイン(血圧、心拍数、呼吸)測定情報、投薬情報、運動情報を使用できる、とか・・・

個人情報の使用が、ユーザの利益のために使用されるとか・・・

データを匿名化してユーザーのプライバシーを保護するとか・・

 

何だこりゃ・・・

 

書誌事項

出願日:2020/10/19(基礎の仮出願日 2019/11/19)
発明者:CHEN; Chih Jen; (Cupertino, CA) ; HARDER; Cameron A.; (San Francisco, CA)

公開公報 :US2021/0149203