ウェアラブル機器で体温測定(US2021/0181039)
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本記事では、Appleから出願された体温測定が可能なウェアラブル機器についての発明を紹介します。
特許の内容
AirPodsの例が載っており、開口部の位置に温度センサーパッケージを実装します。
開口部は、例えば光センサー用の窓です。
温度センサーパッケージの構造です。
ルーティング層(routing layer)に、ICが実装されており、ICは絶縁層で覆われています。
温度センサーとなるパターンが、絶縁層の上に形成されており、絶縁層のビアを介してルーティング層に接続されています。
温度センサーは、例えば測温抵抗体(RTD)です。
予想される製品
体温測定できるAirPods。そのまんま・・・。
耳式体温計は、すでに商品化されているので実現しそうな感じがします。
ただし、この特許の実施例では温度センサーとしてRTD(測温抵抗体)が使われています。AirPods自身が発熱するらしいので、抵抗で体温を測定できるのか精度が心配です。
せっかく光センサー用の窓に温度センサーを実装するなら、赤外線センサーにすればいいのにな・・・。
書誌事項
出願日:2019/12/11
公開日:2021/6/27
発明者:Lupo; Pierpaolo; Kani; Bilal Mohamed Ibrahim ; Renjan; Kishore N. ; Kim; Kyusang; Vadeentavida; Manoj
全発明者シンガポール在住です。
公開公報:US2021/0181039