拡張現実でアプリの競合を防ぐ方法(US2021/0279966)
Facebookが9月16日(現地時間)のVR/ARイベントで、ヘッドマウントディスプレイの発売を発表しました。
Facebook、スタンドアロンVR HMD「Oculus Quest 2」を10月発売 3万7100円から - ITmedia NEWS
Appleから仮想現実についての特許出願があったので読んでみました。
なお、特許明細書でXRと記載されていますが、適当な日本語が見つからなかったので、この記事では「仮想現実」と記載しています。
特許の内容
スマートフォン/タブレットなどの電子機器を用いた仮想現実についての発明です。
電子機器で撮影した画像に、アプリに基づくコンテンツが重ねて表示されます。
複数のアプリが立ち上がっていると、それらが競合してしまう場合があります。
例えば、下図のように、動画を視聴しつつ、ボードゲームをしながら、明日の天気を調べています。
アプリを操作するためのユーザー入力は、ユーザーの視線の動きやジェスチャーで行いますが、アプリが競合していると意図しないアプリを操作してしまう可能性があります。
そこで、この発明では、1つのアプリが選択されると、そのアプリが優先アプリ(elevated application) として指定されます。
選択されたアプリは、環境の変更(画像の表示や音声出力)が可能になります。
他のアプリによる環境の変更は制限されます。
例えば、気象アプリを選択すると、、、
画面いっぱいに、気象アプリの情報が提供されることになります。
音声も提供され、少雨の場合は小雨の音、嵐の場合はガラスが割れたり何かが壊れたりする音が出力されます。
予想される製品
ついに、Appleメガネ(Apple Glasses)が発売されるのでしょうか。
書誌事項
発明の名称:ENVIRONMENT APPLICATION MODEL
出願日: 2021年2月17日 (仮出願日:2020年3月4日)
発明者: Burns; Aaron M.; (Sunnyvale, CA) ; Palangie; Alexis H.; (San Francisco, CA) ; Gitter; Nathan; (Sunnyvale, CA) ; Conesa; Pol Pla I.; (Belmont, CA)
公開公報:US2021/0279966